第39回実技試験実技1 問3(1)の問題について

はじめに フォーラム めざてん掲示板1 第39回実技試験実技1 問3(1)の問題について

  • このトピックには2件の返信、2人の参加者があり、最後にプリン革命により4年、 9ヶ月前に更新されました。
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    • #11874
      プリン革命
      ゲスト

      こんにちは。わからないところがあったため質問させていただきます。

      第39回(平成24年度第2回)実技試験 実技1 問3(1)の問題で、鴨川と勝浦間の温度勾配は勝浦と八丈島間のそれの何倍か問われていましたが、答えを導くうえでなぜ10kmを掛けるのかわかりませんでした。問題文には「温度勾配は10kmあたりの温度差の絶対値とし…」と書かれていましたが、それでなぜ掛け算を行うのかいまだ理解できていません。当方、算数は苦手教科だったため稚拙な質問かと思われますが、回答していただけると幸いです。よろしくお願いします。

    • #11877
      北上大
      キーマスター

      プリン革命さん、こんにちは。

      これは、気象とは関係がなく、プリン革命さんがご指摘の通り『算数』的な疑問ですね。
      まず、状況を示す図を描いてみましょう。


      『温度勾配』というのは、上の図の赤い線の傾きの大きさです。
      図を見ただけで分かったかもしれませんね。

      さて、勾配をどう表したらよいでしょうか?
      日常生活では、30度の急斜面とか、70度の絶壁とか、角度で表すことが多いですが、
      10m行って1m上がると言うように、三角形の底辺の長さとその時の高さで表すことも一般的です。

       

      この場合、直接的な数字で言えば
      鴨川-勝浦は、8.0℃/20km
      勝浦-八丈島は、3.3℃/220km
      ですね。

      これでは、比較が難しいので、距離を10kmにしたら温度が何度上がるかで比較しましょう。

      すると
      鴨川-勝浦は、4.0℃/10km
      勝浦-八丈島は、0.15℃/10km
      になりますね。

      上の図で、茶色で表した矢印の長さになります。

      これが、求めている解答ですが、勝浦-八丈島は、小数点の丸め方指定によって0.2℃になります。

      これなら、2つの区間の温度勾配の大きさが比較できますから、何倍であるかが分かります。

      Attachments:
    • #11884
      プリン革命
      ゲスト

      北上大さま

      とてもわかりやすいご回答、ありがとうございました!大変助かりました。図まで作っていただき、大変わかりやすいご説明でした。感謝いたします。

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