第62回試験専門問4について

[やまと]

はじめまして、やまとと申します。

第62回試験の学科専門、問4の(b)について質問させてください。

(b)プリミティブ方程式を用いる気象庁の全球モデルでは、大気の鉛直流は水平方向の運動方程式を使って予測した水平風から連続の式を用いて求めている。

勉強に使っている、「らくらく突破　気象予報士　学科専門知識編　第9刷」では、p.258のプリミティブ方程式の説明に、「鉛直方向の運動が小さい場合は静力学平衡の式で表現しますが、鉛直方向の運動が大きい場合は連続の式」とあり、p.260には「全球モデルは静力学近似」とあります。

以上のことから、全球モデルでは鉛直方向について連続の式ではなく静力学平衡の式を使っていると思っていましたが、(b)は正のようです。自分が何か勘違いしているのか、それとも本の記述と現在の運用に差が生じているのでしょうか。

よろしくお願いいたします。

[ヒデ]

全球モデルでは、鉛直方向については運動方程式に依らずに、連続の式と静力学平衡の式を使っている。「らくらく突破」の記述は間違い。

[やまと]

やまとです。

ヒデさん、ご回答ありがとうございます！

確かに静力学平衡の式だけでは鉛直流を表現出来ないので、水平方向の風と、連続の式(質量保存則)から鉛直流を求めているのですね
(イメージとしては61回一般の鉛直流の問題に静力学平衡の式を(鉛直方向の気圧変化)を加味したようなものなのかな)

知識を正しいものにアップデートできて良かったです。ありがとうございました。

[投稿者]

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