- このトピックには5件の返信、1人の参加者があり、最後にヤマウミにより5年、 6ヶ月前に更新されました。
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2019年6月15日 16:36 #11469ひろゲスト
問10の以下(c)はなぜ誤りなのでしょうか?
各種資料を確認しましたが誤ってはいないように思うのですが。。
もしお分かりの方おられましたら教えていただけると嬉しいです。(c)夜間,山の斜面が放射冷却などによって冷えると山風となって麓に流れ出す。 山の斜面で冷やされた空気のうち,その斜面における温度が麓の平地の空気の 温度より低いものは,そのまま麓の平地まで下りてきて冷気湖を形成する。
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2019年6月15日 21:43 #11480北上大キーマスター
この問題は、塾やスクールの解答速報で誤解答が多かった問題です。
それだけややこしい、微妙な問題ですね。わたしもイマイチ理解できていないのですが、気象業務支援センター発行の『問題と正解』の解説文を記載します。
=====引用 ここから=====
(c) 誤り
相対的に冷たい山風が山から吹き降り山麓に達した後、平地に吹走して拡散して行く。さらに、山が海に面しているような地域の場合はには、山から平地に吹走してきた冷気は海陸風循環の中の陸風に取り込まれて海上にまで吹走していく。
ただ、斜面における温度が麓より低くとも下降するに従い断熱的に温度が上昇するためそのまま平地まで下りてくるのではない。同じ「温位」になるまでの下降と放射冷却による温度の低下を繰り返しながら平地まで下降していく。
=====引用 ここまで=====よく分からないのですが、次のように解釈できます。
1、『麓の平地まで』の表現が、盆地のような窪地条件が記載されていないことを指しているのかもしれません。
2、『そのまま麓の平地まで下りて』の文言で、『そのまま』の表現が科学的な事実と違うことを誤りと指摘しているようです。下降した結果、冷気湖が形成されることがありますから『冷気湖』自体は誤りではないと思います。
- この返信は5年、 6ヶ月前に北上大が編集しました。
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2019年6月16日 10:00 #11484ひろゲスト
なるほど。よく分かりました。
ありがとうございました! -
2019年6月17日 15:00 #11507Prometheusゲスト
この現象はエマグラムに描いてみると解説後半の段落に記載されている『同じ「温位」になるまでの下降と放射冷却による温度の低下を繰り返しながら』という状態変化のイメージがつかめると思います。
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2019年6月30日 15:19 #11613Yoshikenゲスト
この問題、自分も見事に引っ掛かりました。自分は、「その斜面における温度が麓の平地の空気の 温度より低いもの」が誤りの根拠と考えます。
以下、度下手な図ですが、スマホ等で乱れて表示された場合は申し訳ないです。
山の斜面付近の空気(【空気2】)は、「斜面」と同じ高度にある平地地面上空の空気(【空気3】)より冷えやすい。これはお分かりになるかと思います。
なぜなら、単なる空気よりも地面は冷えやすいので、地面付近の空気も冷やされた地面のため、より冷やされます(難しくいうと地面そのものは空気より比熱が小さい)。【空気2】は【空気3】より冷えます。同じ高度ならば斜面付近の空気の方が冷えるということです。
【空気2】が周囲の空気(【空気3】)より冷たいとき(【空気2】の方が温位が低いとき)、山風となって地上へ下っていきます。【空気3】–山地の斜面—【空気2】
—-平地の地面—【空気1】
この問題は、斜面上の空気と斜面と同高度の空気の温度を比較するのではなく、「麓の平地の空気の温度」、すなわち【空気1】を比較対象にしておるから誤りだと考えます。
わかりにくかったら申し訳ないです。
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2019年7月3日 05:42 #11627ヤマウミゲスト
温位とすべきところを温度としているから誤りなだけだと思います。
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