48回 専門 問9の解説について

はじめに フォーラム めざてん掲示板1 48回 専門 問9の解説について

  • このトピックには2件の返信、2人の参加者があり、最後にじゅじゅをにより4年、 1ヶ月前に更新されました。
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    • #14063
      じゅじゅを
      ゲスト

      積乱雲が大規模に発生する前の下層から中層の大気は、非常に湿った状態であるため、気温減率が乾燥断熱減率より大きくなることはありません。

      とサイトの解説にありますが、下層から中層の大気が湿っていることと、気温減率の関係を詳しく教えてください。よろしくお願いしますm(_ _)m

    • #14067
      北上大
      キーマスター

      じゅじゅをさん、こんにちは。

      読者に問題文を知ってもらうために、最初に問題文を掲示しますね。
      =====
      積乱雲が大規模に発生する前の大気の成層状態は、下層から中層にかけて絶対不安定となっており、降水が始まると積乱雲内の大気は条件付き不安定となる。(正・誤)
      =====

      エマグラムの曲線を思い浮かべてください。
      大気を断熱的に持ち上げたときに、大気が乾燥している場合は乾燥断熱線に沿って気温が変化します。

      大気が湿潤である場合は、湿潤断熱線に沿って気温が変化します。
      雲を作りながら上昇するので、潜熱を放出して発熱するため乾燥断熱線よりも気温減率が小さいのです。

      絶対不安定とは、下層の大気の温位が高い(暖かい)状態です。
      火を焚けば煙が上昇するような現象で分かるように、暖かい空気を下層に留めておくことはできません。
      もし下層の温位が高ければすぐに対流が起こりますから、そもそも自然界においては、絶対不安定という状態は存在し得ないのです。

      「大気が絶対不安定となっており」という表現だけでも、問題文が間違っていることが分かります。

      • この返信は4年、 1ヶ月前に北上大が編集しました。
      • この返信は4年、 1ヶ月前に北上大が編集しました。
      • この返信は4年、 1ヶ月前に北上大が編集しました。
    • #14071
      じゅじゅを
      ゲスト

      北上大様

      わかりやすい解説ありがとうございます。詳しく説明していただいて、理解することができました。合格目指して勉強を頑張ります。今後もよろしくお願いします。

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