ケッペンさん、こんにちは。
SSIの作図でも同じことですが、微妙に湾曲している湿潤断熱線に沿って作図するなんて実は無理なんです。
理解してもらうために考え方の説明としてそのように表現しているのです。
実際の作図方法については、皆さんがそれぞれ工夫していると思いますが、わたしのやり方を説明します。
(わたしのやり方というよりも、一般的な普通のやり方だと思います)

(1)基準高度である900hPaからスタートして、『持ち上げ凝結高度』の点を決めます。
(2)この点を挟んでいる2本の湿潤断熱線の比率を読み取ります。
例えば『左から2:8』とか『左から3:7』のように目分量で読み取ります。
この場合は、295Kと300Kの2本の線のほぼ中央『5:5』とみなしました。
きちんと測れば『4.5:5.5』のようですが、そこまで厳しい精度は要求されないでしょう。
ここまではいいですね。
(3)続いて雲頂高度付近の作図です

①高度300hPa、350hPa、400hPaの水平ラインに、湿潤断熱線の295Kと300Kのほぼ中央に点を打ちます。
②3つの点を滑らかに結びます。
この線と状態曲線の交点から雲頂高度を読み取ります。
この作図では、320hPaか330hPaが難しいところですが、近い方の330hPaが正解です。
(おそらく320hPaでも点数はもらえると思います)
湿潤断熱線に沿って上昇させるというのは、基本的な考え方を示すものであって、
実際は2本のラインの間隔の比率でいくつかの点を打って滑らかに結ぶのが普通のやり方です。
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