鹿児島市の大雨警報について

[わかやま]

わかやまです。おはようございます。

４月８日の６：００の時点で気象庁のホームページには鹿児島市に大雨警報が出されています。

鹿児島市の大雨警報の基準は１時間雨量が70mmなのですが、アメダスでの雨量をみるかぎり

その基準を満たしていないように思えます。

これはいったいどう考えればよいのでしょうか？

どうぞよろしくお願いします。

[まさ]

わかやまさん

まさです。
わかやまさんの発表されている情報は以下ですね。
—–
平成２９年　４月　８日０４時２１分　鹿児島地方気象台発表

鹿児島県（奄美地方を除く）の注意警戒事項
　薩摩、大隅地方では、８日昼前まで土砂災害に警戒してください。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
鹿児島市　［発表］大雨警報（土砂災害）　［継続］雷，洪水注意報　
　特記事項　土砂災害警戒　浸水注意　
　土砂災害　警戒期間　８日昼前まで
　　　注意期間　８日昼過ぎまで
　浸水　注意期間　８日昼前まで
　　　１時間最大雨量　４０ミリ
　雷　注意期間　８日昼前まで
　洪水　注意期間　８日昼前まで
　付加事項　突風
—–
今回の発表は、大雨警報（土砂災害）です。
以下が鹿児島市の発表基準ですが、土壌雨量指数基準が150を超えると発表されます。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/kagoshima/kijun_4620100.pdf
わかやまさんの1時間雨量70mmは、大雨警報（浸水害）の基準になります。
土壌雨量指数のリアルタイムは以下の気象会社等で見ることができます。
http://www.imocwx.com/dojou.php?Area=2&Time=0

よろしくお願いします。

[Yoshiken]

わかやまさん、こんばんは。予報士歴半年のyoshikenです。

注意報、警報は、「基準に達すると【【予想される】】区域」
に対して発表されるものです。よって観測値で基準に達して
いなくても発表されます。と、いうより、基準超過してから
発表していては防災への寄与が低下してしまいます。

発表は一定のリードタイムがあり、だいたい基準に
達すると予想される時刻の6時間前に発表
されます。
台風が接近しているとき、基準に達するのが深夜早朝帯の
ときはもっと長いリードタイムをもって発表される
場合がありますし、夏場の熱雷のような場合は、もっと
短くなる場合もあります。
もちろん、予想以上に雨が降り続き、後出しで「大雨警報」
ということもありますが・・・。

今回は土壌雨量指数に絡むことが警報発表の
理由ですが、注意報、警報発表のタイミングはあくまでも
「予想」に対してであることも覚えておいていただけると
良いかと思います。

[まさ]

Yoshikenさん

まさです。
自分の書き方に語弊がありました。あれだと実際超えてから発表になってしまいますね。
フォロー有難うございます。

わかやまさん

Yoshikenさんの仰るとおり、基準超過してから
発表していては防災への寄与が低下してしまいます。
自分も予報士の端くれですが、防災についてはいつも意識しています。
気象警報・注意報に関しては以下を一読しておくと良いです。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/warning.html
各都市の基準は地域ごとに変わります。また、大地震等で基準が暫定的に引き下げられることもあります。
(例：熊本県益城町)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/kumamoto/kijun_4344300.pdf (通常)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/kumamoto/z_kijun_4344300.pdf (暫定)

• この返信は7年、 8ヶ月前に北上大が編集しました。

[わかやま]

まさ様、yoshiken様

ありがとうございます！

しっかりと理解できました。

タンクモデルを含めて復習しておきます。

どうもありがとうございました。

[投稿者]

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