北上大

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  • 返信先: 33回一般知識問3について #15489
    北上大
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    タイフウさん、こんにちは。

    >凝結の有無に関わらず一定と解釈しています
    この解釈は、断熱的な操作の場合には成立します。

    設問(c)では、『圧力一定』が引っ掛けポイントなんです。
    『圧力一定で冷却』と言う条件は、断熱的な操作ではありません

    たとえば、例えば地上(1000hPa)で未飽和湿潤空気塊を冷却したとしましょう。
    地上ですから圧力は一定ですね。
    外部から強制的に冷却するので、凝結を伴わないとしても、温位、相当温位共に低下します。

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    返信先: 第51回実技1問4(1)⑥ #15419
    北上大
    キーマスター

    ベンゼンさん、こんにちは。

    >(1)の問題では1時50分~2時50分までを考察することになっております。

    ⑤と⑥は、通過現象を判断する問題ですから、全体にこだわらずに必要な時間帯だけを抽出すればよいのです。

    ⑥の目的は、⑤の現象(低気圧性循環通過の右側か左側かどちらに存在するか)を説明することですから、通過開始と終了時間を探してみるのは意味のあることです。

    図14の気温変化を見ると、通過が始まったのは2時00分のようです。
    風速と降水量の変化から、低気圧性じょう乱の中心が通過したのは、2時30分頃だと判断できます。
    そうであれば、2時00分~2時40分の反時計回りの風向変化が表現出来ればベストではありませんか。
    (とうりさんの後半の結論と同じことになります)

    この40分間で通過が確認できるので、その前後の10分間は通過判断に対して重要ではありませんから敢えて触れる必要はありません。

    >私だったら2時40分~50分の平均である北北西を採用したくなります。

    おそらく、ベンゼンさんの解答でも正解になると思います。
    ただし、『平均をとる』ことは、正しい考え方ではありません。
    なぜなら、低気圧性循環の通過判断に対して意味がないからです。

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    返信先: 相当温位線の見方について #15350
    北上大
    キーマスター

    小倉トーストのここがすごいさん、こんにちは。

    コメントがつかないようなので、一言。

    等相当温位線が読み取りにくい理由は2つあると思います。
    (1)3℃刻みの線の本数が多いので、ごちゃごちゃして読み取りにくい
    (2)等高線のように滑らかではなく、激しく屈曲しているので概況が把握しにくい

    対策として次のような提案をします。
    概況把握の段階では、細い実線を無視して15℃刻みの太い線だけに着目しましょう。

    最初に、図の中央付近を通る太い線1本に着目して、色鉛筆でなぞってみてください。
    このときは、無心に線を追うだけで、配置などを気にしないで単純作業に集中するほうが間違いが少ないです。
    通常現れるのは、285,300,315,330,345の5本なので、このうちのどれかでしょう。

    次に、その線の1本高温側と1本低温側も同様に色鉛筆でなぞってみます。
    可能であれば、最初の線は緑色で、高温側は赤色で、低温側は青色でなぞると、概況が把握しやすいです。
    線が飛び地になっている場合は、同じ色でなぞってください。

    これで、大体の概況がつかめるのではないでしょうか。

    3℃刻みの細い実線に着目するのはこのあとで、具体的に前線位置の解析や数値の読み取りのときまで待ちましょう。

    なお、すでにご覧になっていると思いますが、解説動画『相当温位は擬人化して覚えよう』を、もう一度参照してみてください。

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    返信先: 実技試験の記述の語尾について #15301
    北上大
    キーマスター

    ももさん、こんにちは。

    面白そうなテーマなので、わたしも調べてみました。
    過去問の模範解答が何よりの基準です。

    第44回~53回までの過去5年間の実技1と実技2の文章題で、
    『理由』『根拠』『成因』『要因』を求めている出題を全部ピックアップして、模範解答を並べてみました。

    すると、全部で47問ありました。
    このうちの約9割の43問の解答の語尾は『~ため。』でした。
    ですから、『理由』だけではなく『根拠』でも『成因』でも、これらの問題については、語尾は『~ため。』でまとめるのがテッパンのようです。

    ちなみに、語尾が『~ため。』でない例外は4件ありました。
     文中に『~ため』を使用したのが1件
     文中に『~ので』が1件
     文中に『~ことから』が1件
     理由らしい用語がないのが1件でした。

    調査した全問と解答をリストにしたので、圧倒的な『~ため。』の出現率をご堪能ください。
    http://k77.pw/d/tame

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    返信先: 第52回専門12について #15299
    北上大
    キーマスター

    sjさん、こんにちは。

    問題文
    (b) ⾼温注意情報が発表された場合,北⽇本等の⼀部地域を除き,対象となる地域内の翌⽇または当⽇の最⾼気温が35℃以上になると予想される。

    >今現在この選択肢が出て来た場合は誤答という扱いになるのでしょうか?
    おそらく、実情に合わないこのような問題は出題されないと思いますが、以下のような判断で『正』だと思います。

    『北⽇本等の⼀部地域を除き・・・35℃以上』は正しい。
    平成23年の高温注意情報を発表開始時には、基準は35℃で北海道と沖縄は対象外でした。
    平成24年には、北海道・沖縄でも発表することにしました。
    ただし発表基準は、北海道 33℃ 宗谷地方 31℃ 沖縄 33℃です。

    『対象となる地域内』は、関東甲信は関係ないと読めるので正しい。
    関東甲信地方は、現在高温注意情報の対象外ですから、この問題の『対象となる地域内』には含まれません。
    ちなみに関東甲信地方では『高温注意情報』ではなく、暑さ指数(WBGT)が33以上になると『熱中症警戒アラート(試行)』が発表されます。

    まとめてみると、問題文を否定する実態はありませんから、『正』になると判断します。
    でも、制度が頻繁に変わっているので、紛らわしいですね。

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    返信先: 低気圧の移動の推定について #15074
    北上大
    キーマスター

    ももさん、こんにちは。

    >R1-2-1問1(2)①
    これだけでは、どの問題なのかわかりません。
    第何回か、実技1か2かを教えてください。

    返信先: 高気圧と低気圧 #15046
    北上大
    キーマスター

    そうですね、表現が不十分だったようです。
    高気圧、低気圧は、周辺の気圧との関係ですから、単純に暖かい/冷たい、軽い/重いでは、決められません。
    また、一つの気柱の中でも、背の高さに応じて高気圧や低気圧の程度が変わることもしばしばありますね。

    返信先: 高気圧と低気圧 #15005
    北上大
    キーマスター

    sjさん、こんにちは。

    根本的な勘違いをしていますよ。
    同じ気圧であれば、空気は暖かいほうが軽く、冷たいほうが重いのです。
    火を焚いたときに煙が上に登るのは温められた空気が軽いからです。

    >高気圧といえば暖かく空気としては軽い。
    違います、逆です。
    高気圧と言えば冷たくて空気としては重い、のです。
    シベリア高気圧が最適例です。
    日照不足や放射冷却で冷たくなった空気は重いので下降流を発生する高気圧を形成します。

    >低気圧といえば冷たく空気としては重い。
    違います、逆です。
    低気圧といえば暖かく空気としては軽い、のです。
    熱帯での台風発生をイメージしてください。
    太陽熱で海面水温が温められて、軽くなった空気が上昇して低気圧が発生します。

    SJさんの後半の文章も、『暖かい』と『冷たい』を逆にすれば、納得できると思いますよ。

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    返信先: ガイダンスについて #14966
    北上大
    キーマスター

    江本さん、こんにちは。

    ガイダンスは、数値予報の結果を応用して人間に伝える情報を広げる技術です。
    ・SSIは、気圧と気温、湿数から計算で求められます。
    ・地形性の降水は、地形データと風、気温、湿度から、推測できます。
    これらの元になるデータは、数値予報の結果に含まれているのです。
    いわば、数値予報の結果をヒントにして、ガイダンスが人間が求める形式に表現を変えるのです。

    しかし、数値予報の結果に元になるヒントがなければ、ガイダンスは何も出来ません。

    だから、『数値予報で予想できない局地的降水』は、元になる『局地的降水データ』が数値予報結果にないのですから、ガイダンスといえどもその先の気温予想は出来ません。

    イメージとして、数値予報の結果を元にして、優秀な人間が、あーでもないこーでもないと推敲を重ねたり計算したりして一つの結論に達するのであれば、ガイダンスでも同じ結論を得ることが出来ます。
    しかし、数値予報の結果と関係ないところから別の理屈をひねり出すことは出来ません。

    数値予報の結果は、気温、気圧、湿度、風向、風速、地形などの物理データの羅列です。
    これをみても、人間にとっては、ほとんど何も理解できません。
    これらの生データから人間が理解しやすいような表現に変換するのがガイダンスです。
    元の数値予報の生データに含まれていないことについては、ガイダンスでは対応できません。

    まだ、分かりにくいでしょうか?
    疑問点があれば具体的な事例を上げて再質問してください。
    具体的な例題があれば説明しやすいと思います。

    北上大
    キーマスター

    石水さん、こんにちは。

    『未飽和湿潤空気塊が圧力一定の状態で凝結を伴うことなく冷却されるとき、この空気塊の相当温位は一定に保たれる(低下する)。』

    エマグラム上では、水平に左に移動するラインになります。
    相当温位については、添付図の一番上の状態です。
    圧力一定温度低下

    • この返信は4年、 2ヶ月前に北上大が編集しました。
    北上大
    キーマスター

    tyさん、こんばんは。

    >降水時(往路)は温位が上昇し
    降水することによって水分が計算系の外に出てしまうので、凝結熱相当の温位が上昇します。

    >雲が発生するだけで降水しないとき(復路)は温位は変化しない。
    >雲が蒸発する際の気化熱で温位がもとの値にまで下がるということでしょうか。
    そのとおりです。
    気化熱と凝結熱は同エネルギー量ですから、いわゆる『行って来い』で元に戻ります。

    >なぜぴったり同じ値に戻る(Θ2=Θ3)とわかるのでのでしょうか?
    雲を発生させた凝結熱が、雲の蒸発によって同量のエネルギーが打ち消されます。
    だから、何もなかったことと同じなのです。

    >特に復路の場合にエマグラム上でどのような動きになるのか
    点Bから乾燥断熱線に沿って上昇し、飽和に達したら、雲を発生させながら湿潤断熱線に沿って上昇して、山頂の高度まで上昇します。
    山頂からは全く同じラインを逆に下って、点Aに到達します。
    点Bと点Aはエマグラム上では同じ位置になりますので、同じルートを往復することになります。

    エマグラム作図に時間がかかるので、出来たら後日ここに掲示します。

    北上大
    キーマスター

    惑星ループさん、こんにちは。

    >二桁で出る答えを整数値で答える場合有効数字が二桁必要なため0.2を採用することは直感的におかしいと感じる

    かなり悩んでからのコメント書き込みなのでしょうね。
    お疲れさまです。
    私も、納得できない模範解答に悩んだこともありました。

    でも、どんなに自分が正しいと思っても、センターが発表した解答例(模範解答)がくつがえることはありません。
    (明らか間違いは、両者加点などの救済措置が採られます)

    模範解答例にしたがって採点されて合否が決められるのが現実です。
    だとしたら、合格するためには模範解答に合わせた考え方や解き方を学ぶしかありません。

    実技試験には、暗黙のルールがあります。
    〔前問で誘導した解答を利用して次の問題を解く〕ということ。
    段階的に考え方を誘導して、最終結論を導くための連続質問のパターンです。
    この問題も典型的な誘導問題です。

    問題文
    『(鴨川側と八丈島側の)温度勾配を,それぞれ小数第2位を四捨五入して小数第1位まで求めよ。』
    ここまでで、小数第1位までの答え(4.0と0.2)を解答として誘導しています。
    (暗黙に)『以下の問題では、この数値を使いなさい』と言っているようなものです。

    問題文
    『(続き)また,鴨川と勝浦間の温度勾配が勝浦と八丈島間の温度勾配の何倍にあたるかを整数値で答えよ。(以下略)』
    実技試験では、前問で誘導した解答を利用して次の問題を解くのがいつものパターンですから、当然のごとく、前問の答えである(4.0と0.2)を利用して、4.0/0.2=20倍とするのが、予報士試験流の解釈だと思います。

    惑星ループさんの数学的感覚では違和感があるのかもしれませんが、このような考え方に馴染んでください。

    文章題でも同じような例があります。
    例えば前問で、
    Aの形状は『楕円形である』と解答させます。
    Bの形状は『真円形である』と解答させます。
    このようにヒントを誘導してから、
    次の問題で、
    台風の構造を維持しているのAかBか?
    当然Bになりますね。
    数学の問題とは違うかもしれませんが、
    前問の解答が、次の問題の条件(ヒント)になることはしばしば見受けられます。

    返信先: 実技試験について #14784
    北上大
    キーマスター

    sjさん、こんにちは。

    明確な規定は見たことがありませんが、最終的な解答に関係ない記号や文字は残してはいけません。
    提出した解答用紙に記載した文字や記号はすべてあなたの解答とみなされます。

    『実線で等圧線を描け』と言う指示に対して、丸記号や、バツ記号が記載されていたら、問題文の意味が理解できない人と解釈されても文句は言えません。

    なお、問題用紙にメモを残しておくのは構いませんから、問題用紙で十分に推敲してから解答用紙に清書するイメージで捉えると良いでしょう。

    北上大
    キーマスター

    ケムシさん、こんばんは。

    一言でいうと、
    『風(による応力)によって吹き寄せられた海面は、その勾配に応じた復元力(気圧傾度力と同じ)が働くので,釣り合いを考えて応力の式を導くと、応力が風速の2乗の次元を持つことになる。』
    ということです。

    詳しくは、下の文献に記載されています。
    『波浪・高潮の物理と数値モデルによる予測:高野洋雄(気象研究所)』

    めざてんサイトは、気象予報士試験に合格すること目的にしています。
    気象学者を目指している訳ではありません。
    学問の真理を求める場でもありません。

    予報士の受験勉強をしていると、これからも、なぜ?、どうして?と感じる疑問がたくさん出てくると思いますが、その都度、真理を追求していたら、受験勉強は間に合いませんよ。
    試験合格のための勉強ですから、割り切って『法則として』丸暗記して、とっとと別の勉強をすることをおすすめします。

    返信先: 一般知識第38回について #14664
    北上大
    キーマスター

    はなはなさん

    『どの等圧面においても低緯度側の気温が高緯度側の気温よりも高いとき』
    このイメージがつかめないのでしょうか。

    例えば、次のような大気構造ですね。

    .    北緯45°の気温 北緯30°の気温
    400hPa    -26℃    -18℃
    500hPa    -18℃    -12℃
    700hPa     -4℃     -1℃
    850hPa     +6℃     +8℃

    このような大気構造では、上層ほど気圧傾度が大きくなります。
    気圧傾度が大きければ、地衡風が強くなるという理屈です。

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